Xactiのリモコンは、いわゆるNECフォーマットのようです。

リモコンはBRC-C3、カメラはDMX-HD700の組み合わせで確認しています。
違う型番のリモコンは下記の解析結果と異なる可能性があり、全てのXactiで動作は保証できませんのでご了承下さい。

携帯やPDAのリモコン送信アプリなどで使う場合は、リモコン種別をNECにして、2.2のカスタムコード・データコードを設定すればOKかと思います。

2011/08/30 追記
ドコモのリモコンiアプリ(FUTABAさん作のiRemo2)用の設定データを作りました。これでドコモの携帯電話から、Xactiのシャッターなどを操作できます。
設定方法は こちら からどうぞ。

1. フォーマット

NECフォーマットを下図に示す。

(クリックで拡大)

※の時間は送信するデータによって変化する。

2. 各データ

2.1 リーダコード

通信開始の目印として、まずリーダコードを送信する。
リーダコードは9msの間をHighにした後、4.5msの間をLowにする。

  点灯時間 消灯時間
リーダコード 9ms 4.5ms

2.2 カスタムコード・データコード

リーダコードを送信した後、カスタムコードの2バイト分とデータコードの2バイト分を送信する。

ちなみにカスタムコードは機器を識別するためのデータで、固定である。
データコードの2バイト目は、1バイト目のデータをビット反転したものである。

  カスタムコード データコード
1バイト目 2バイト目 1バイト目 2バイト目
シャッター 8Ch 03h 81h 7Eh
ビデオ 8Ch 03h 41h BEh
W 8Ch 03h 51h AEh
T 8Ch 03h 91h 6Eh
8Ch 03h C1h 3Eh
8Ch 03h 21h DEh
8Ch 03h A1h 5Eh
8Ch 03h 61h 9Eh
SET 8Ch 03h 11h EEh
MENU 8Ch 03h E1h 1Eh
POWER 8Ch 03h 01h FEh

2.3 ストップビット

データコードを送信した後、データの終わりを示すストップビットを送信する。
ストップビットは0.56msの間をHighにした後、23msの間をLowにする。

  点灯時間 消灯時間
ストップビット 0.56ms 23ms

3. カスタムコード・データコードの送信方法

LEDの点灯時間・消灯時間の違いにより、データのHigh/Lowを区別する。

  点灯時間 消灯時間
1(High) 0.56ms 1.69ms
0(Low) 0.56ms 0.56ms

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