そこで、今更ながらどのくらいの実力があるのか、簡単なLEDフラッシャーを作って試してみることにしました。
当方の実験では13か月動作しました。(動作時間は利用環境によって変化します)
マイコンは手持ちのPIC12F683を使いました。
周辺はタイマ1用の水晶(32.768kHz)とLEDを接続しています。
LEDは電源の3Vをそのまま使い、昇圧はしませんのでVfが2V程度の赤LEDを使います。
よって、最低でも3〜3.5V前後の電圧が必要な白色LEDは使えません。
LEDは基板単体で動かすと暗めに感じるかもしれません。
しかしながら、よく100円ショップで売られている光拡散ライトのケースに組み込みますと、意外と光は強めに見えます。
こんな感じのものが100円ショップで売られていると思います。
できれば砲弾型LEDではなく、チップLEDを使うと光が拡散されて良く光ります。
当方はユニバーサル基板の切れ端でチップLEDを実装しました。
タイマ1はスリープから起き上がるために使い、プリスケーラを使わないフリーラン状態だと65536カウント目で割り込みがかかってスリープから復帰します。
32.768kHzのクロックを使っていますので、ちょうど2秒でスリープから復帰します。
LEDはスリープから復帰したあと、20msecの点灯を行います。
その後はすぐにスリープへ入ります。
ソースファイルとHexファイル
ledflash.zip(1.8KB) PIC12F683向け。
動作イメージ
光拡散ケースに入れたおかげか、夜間ですと十分に元気に光っています。
よって、実際に動かした経過を下記に記載しておきます。
2016/01/27 動作開始
2016/07/24 6か月経過。まだ動作中。
2016/09/03 7か月経過。まだ動作中。
2016/10/01 8か月経過。まだ動作中。
2016/10/31 9か月経過。まだ動作中。
2016/12/04 10か月経過。まだ動作中。
2017/01/04 11か月経過。まだ動作中。
2017/01/28 12か月経過。まだ動作中。
2017/03/07 13か月+8日経過。動作終了。