パワーLEDを制御するための装置です。
マイコンを使うといろいろな制御ができますので、下記3つの機能を入れてみました。3つでは多機能といえませんが(汗
・調光
・ストロボスコープ
・回転計
各機能の仕様
モード | 可変範囲 | 可変単位 |
---|---|---|
調光 | 0〜100% | 1%(10%) |
ストロボ スコープ |
5〜100Hz | 0.1Hz(1Hz) |
回転計 | 300〜10000rpm | 1rpm(10rpm) |
メインの処理はPIC16F88が行っています。
PWMを使用している関係で、LED制御のポート(RB3)は他のポートに変更できません。
回路図中のAとBはロータリーエンコーダのA相とB相です。
ロータリーエンコーダとプッシュスイッチにぶら下がっている10nのコンデンサはチャタリング防止です。
パワーMOS-FETのゲートドライブはTLP351を使用しました。
ディスクリートで組むとコストを抑えられますが、当方は現在オシロがないので効果のほどが確かめられないので(汗
12Vから5Vへの降圧はDC/DCコンバータを使用しています。
ここで7805などのシリーズレギュレータを使うと発熱が大きくなると思いますので気を付けてください。
各スイッチの仕様
スイッチ | 短い押下 | 長い押下 |
---|---|---|
SW1 | 発光時間増 | - |
SW2 | 発光時間減 | - |
SW3 | 操作ホールド | LED消灯 |
SW4 | x1/x10増減切替 | モード変更 |
ロータリーエンコーダは発光周期を増減します。
ストロボスコープと回転計モードでは0.1〜2.5msの範囲で発光時間を設定できます。
調光モードではPWMを使って調光し、ストロボスコープ及び回転計モードはタイマ割り込みで発光させます。
このタイマ割り込みはできるだけ精度を高めるために、周波数によってタイマのプリスケーラ比を切り替えています。
操作ホールドスイッチは、これ以外のスイッチ・ロータリーエンコーダの操作を無効にします。
誤ってスイッチ類に触れて設定が変わってしまうのを防ぎます。
LED消灯はLEDの発光を禁止します。
簡易的な電源スイッチの代わりです。
x1/x10増減切り替えスイッチは、ロータリーエンコーダの増減量を変更します。
おおまかにx10で増減し、微調整はx1で行うと便利です。
モード変更スイッチは [調光モード]→[ストロボスコープ]→[回転計] の順で変更します。
PIC16F88用のソースとHexファイル
ledctrl100.zip 9KBytes