回路内の配線をチェックする際に部品までもが導通してしまうと、純粋な配線の導通チェックが正しく行えません。
そのため、半導体などの部品が導通しない(しにくい)ように低い電圧、かつ少ない電流でチェックする必要があります。
本機の仕様はChaNさんの作品と同じく、測定電圧は500mV、出力インピーダンスは5kΩ、短絡電流は100uAです。
プローブが解放されているときは27kΩと5.6kΩの分圧で、0.515Vの電圧が発生します。プローブが短絡したときは0Vになり、これらの変化をAD変換で読み取って短絡を判定します。
消費電流は動作時に約400uA、スリープ時は約200nAです。
スリープ電流は手持ちのハンディテスタで測ったレベルなので微妙ですが(汗
抵抗値がほぼ0Ωの短絡から、約50Ωまで徐々にブザーのトーンを下げていき、50Ω以上はブザーを止めます。これにより接触不良も検出できます。
電源ボタンを押すと電池の電圧を測り、2.4V以下の場合はLEDを点滅させて電池交換を知らせます。2V以下では起動させません。
PIC12LF1822向け cc_pic.zip 3KBytes
スイッチを押すと電源が入ります。
プローブが接触していると電源が入りませんのでご注意ください。
[ソフトウェア]の項目で書きましたが、電池の低電圧サインが出た場合は電池を交換してください。
回路内のチェックしたい配線にプローブを当てるとブザーが鳴ります。
動作中にスイッチを押すと電源をOFFにできます。
また、5分間継続して検出がない場合は自動で電源がOFFになります。