大抵の刃物は物を切るのが目的ですが、投げて的に当てるスローイングナイフというものもあります。
手裏剣と同じような飛び道具ですね。
実は2005年の11月ころに作ったものの忘れてましたw
例によって今回も鑢のグリップ部分を使います。
グリップの部分は熱処理がされておらず、軟らかいため切断や研削が容易にできます。
鑢は炭素工具鋼という鋼ですから、焼入れをすることで立派な刃物を作ることができます。
さて、手順はこんな感じ。
1.外形の切り出し
2.鑢でブレード部分を削る
3.穴をドリルで空ける
4.リーマで穴を広げる
5.ガスバーナーで炙り、水で急冷
6.オーブンで焼き戻し
7.磨く